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ビビとの出会い
我が子から説得されて保護猫のビビが私たち家族に加わりました。初めて猫を飼うとのことなので戸惑うことが大きかったですが、子供たちもビビに慣れていき、ビビも我が家での生活に次第に慣れてきてくれました。
ビビは初めて会った瞬間から家族みんながこの子が良いとびびっと来たことからビビと名付けました。
猫伝染性腹膜炎の治療の始まり
ビビが我が家に来て3カ月経とうとしていた時に急に元気が無くなり心なしか痩せたのかな?と感じるようになりました。毛がパサパサになり、息遣いが荒いように感じました。
近所の動物病院に行き、微熱があったため解熱剤を処方してもらいました。3日後に熱は下がりましたが依然として元気が無くもう一度病院に行きました。レントゲンで若干の胸水が見られたため、もう少し大きい病院を紹介されて詳しく検査をしてみるようにと案内されました。
同日大きい動物病院に向かい、胸水のPCR検査を行おうとしましたが胸水がほんの少ししか溜まっていなくまだ幼いため失敗に終わりました。FIPの可能性もあり突発性の胸水の可能性も捨てきれないとのことで抗生剤を5日間飲んで様子を見てみようと提案されました。
抗生剤を飲み始めてから3日が過ぎましたが状態が悪化しているのが目に見えて分かりました。呼吸回数も50回を超えていました。
旦那と相談しこれ以上手遅れにならないようにFIPの治療を開始しました。
治療経過
治療は知り合いから紹介してもらいすぐに手に入れることができた注射薬15mgで18日行いました。投与量は6mg/kgでした。
治療3日目
2週間ほど元気が無かった子であってるの?と思うほど目に見えて元気になりました。
治療5日目
食欲、元気、排便の全てが正常に戻りました。
元気になったのは良いですが、毎日の注射が本当に戦いのように大変でした。旦那が注射、私が抑える、子供がチュールと役割分担を決めていました。ある日注射を打ったところから血が出てしまい、旦那がこれ以上注射は無理そうと家の近くで注射を打ってくれる病院を探しました。その後毎日病院に通っていましたが、病院に行くビビの様子もかなりストレスを受けていたり、何も問題は無いと言われていましたが注射後4時間程くらい熟睡している様子を見てGS製剤の錠剤に変更する決心をしました。
新しい錠剤が到着し、販売会社の指示のもと1/4錠/kgを投与しました。
治療4週目
この時の検査では、胸水はほぼ見えなくなる状態まで回復しいていました。AG比は治療開始当時は0.5でしたが、0.7にまで回復し、呼吸数も治療前は50回/分でしたが、徐々に安定してきました。
治療8週目
AG比は0.8で胸水も完全に無くなり体調に問題は無いとされ、少し前から発情期によるスプレーも酷くなり去勢手術を行いました。手術は無事に終了し経過も良好でした。
治療10週目
私たちの不届きでひょっとしたすきに首の近くの皮膚に傷ができてしまい、掻いて傷が広がらないように服を着せていました。
治療12週目
首近くにできた傷のせいでAG比が少し低くなってしまいましたが、正常数値範囲内だったため検査に行っている病院より治療終了しても良いと判断をもらい84日の投薬を終わって治療を終了しました。
血液検査
最後に
猫を初めて飼い始めた私たちにとってビビのFIPという怖い病気にかかったという診断を聞いたときには、なぜうちの子がと絶望的な気持ちで毎日泣いていました。しかし、SNSで多くの治療中の方と出会い多くのアドバイスと優しいお言葉で84日間治療を無事に終わらせることができました。
まだまだ観察期間中で不安もありますが、助かった大切な命を大事にしながら我が家の一員としてこれまで通り楽しく生活していこうと思います!本当にありがとうございました!
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