猫でんちについて

「猫でんち」の名前の由来は「猫伝染性腹膜炎(FIP)の治療」をぎゅっと省略したところから来ています。
愛猫の猫伝染性腹膜炎と日本への帰国をきっかけに猫でんちを始め、FIPと診断された当時は初めて聞く病気の名前に困惑し、この病気についての情報は断片的なものばかりで、共通している情報は「致死率ほぼ100％」。正確な治療の情報を得ることが難しかったということを記憶しています。
FIPを勉強していくうちに多くの国では猫伝染性腹膜炎の治療のためのコミュニティがあることを知り、実際にコミュニティに参加しコミュニティの方々と一緒に勉強をしたり情報交換をしながら、多くの方の協力と愛猫の努力でこの病気を治療・克服することができました。

猫伝染性腹膜炎を
誰もが治療できる環境に

治療薬の費用や専門の病院が近くにないからと猫伝染性腹膜炎の治療を諦めるという選択をする方が少なくなるようにという願いがあります。もちろん獣医師さんの協力は必要になりますが、このサイトを通して皆さんと一緒にFIPの治療を始めるきっかけ、治療中の不安を解くことが出来たらと思います。
そこで私ができることは、今までの経験を通して治療が必要な方々にFIPの情報をお伝えし、1匹でも多くの猫ちゃんが元気になる姿を見届けることです。SNSを通して情報の提供を求めたり、ばらばらに散らばっている情報を集めるよりも、このサイトを通して愛猫へのFIP治療に集中する時間、大事な家族の側にいる時間が増えれば良いなと願っています。