FIP治療記録

猫伝染性腹膜炎(FIP)治療記録 / 再発 / 1y / さっちゃん

>>> さっちゃんの1回目の治療

FIP治療を終え、休薬・観察期間4日目に40.1度の発熱がありました。
治療期間中にも2回の発熱はすぐに落ち着き、また避妊手術をしていないので発情期が来たのではと思い見守ることにしました。
この時の熱はすぐに下がりましたが、観察期間11日目に再び40.2度まで熱が上がってしまいました。

FIP観察期間4日目の熱以降は食欲が落ちて毎日強制給餌をしていました。体重は治療終了時2.11kgが1.75kgにまで落ちてしまいました。

強制給餌をしながら、さっちゃんの足を下ろした時に後ろ脚に力が入っていない感じを受けました。
観察期間11日目の朝、脚に力が入らないのかトイレへの出入りが難しい様子でした。それでも日中にはおしっこをトイレでしていたのでここでも、ただの発情期?それとも再発?の2択が頭をよぎっていました。

観察期間11日目に病院に行き、おそらく再発であろうと先生より所見をもらい、すぐにFIP治療に使用していた薬6mg/kgを投薬しました。次の日に食欲も元気も戻り、再発を核心しました。

3~5日目:再発の治療が始まり3日目に10㎎/kgに増薬させました。5日目には脚に力が入るようになり、この頃から注射が大変になってきました。ある日注射が終わりふと見てみると、うんちが出ていました…笑 この時はかなり驚きました

10~12日目:治療10日目に片側の目に若干のブドウ膜炎を確認しました。目薬をもらい治らなければ増薬をするつもりでしたが12日目には回復していました。そして脚の力も元通りになりそのままの投薬量を維持させることにしました。

42日目:体重が2.45kgになり、体調もかなり良い感じでした。

病院で再発と診断された時、1カ月治療を行い休薬、様子を見て、良くなっていなければ2カ月治療を行おうと治療方針を提案されました。
FIPについて調べていた時に再発治療でも3カ月はずっと治療を行わないと見ていたので、3カ月治療を行おうと両親を説得していました。しかし両親も先生を信じてみようと言う結果になり、私も粘り結局42日目で治療を終えて休薬期間に入りました。

案の定、さっちゃんの状態は悪くなってしまいました。。

休薬期間に入り3日目より、1回目の治療を終えた時よりもかなりの速さで食欲も無くなり、元気も無くなっていました。

この時に猫でんちさんに助けを求めました。すると耐性の可能性もあり投与量を増やすか、配合剤という選択があることを教えていただけました。すぐに配合剤を販売しているCloverさんと連絡を取り、Cloverさんでも耐性があるだろうと判断され、ここでも投与量を増やすことか配合剤の使用を推奨されました。

経済的な理由で子の治療が最後になると考えて、GS-441524よりもGS-441524と抗ウイルス剤が含まれている配合剤を選択しました。

配合剤はすぐに手配していただき、配合剤を飲み始めた時から治療日数を1日目とリセットしました。

錠剤は1㎏あたり1錠を飲ませるようにと言われ、下の体重に合わせて治療開始2.3kgの時は2錠、2.5kgを超えてからは3錠飲ませていました。

0.5 – 1.5kg : 1錠
1.5 – 2.5kg : 2錠
2.5 – 3.5kg : 3錠

経口薬が嫌いなさっちゃんは、飲ませ方にはかなり苦労しました。2週間が過ぎると器用に錠剤だけを避けて飲むようになっていたため、強制給餌をしていた時のように喉に入れるように飲ませていました。上手に飲んでくれる日とそうでない日の差が大きく苦労しましたが、注射より楽だということをこの時感じました。
また最近分かったことですが、同居猫は死んでも飲みたくないというくらい拒否感が強く、さっちゃんは錠剤を上手に飲んでくれる方ということです。もっと早くから錠剤にしていればと少し後悔しました。

2.3kgだった体重は3.5kgになり、投薬を終えました。

配合剤に切り替えてから1カ月を過ぎたあたりから、さっちゃんが本当に愛嬌がある子に変わりました笑 私たち家族の姿が見るとくっついて歩き、玄関の音が聞こえるといつも迎えに来てくれたり、さっちゃんが起きるとすぐに撫でてほしいと「にゃおん」。今も私の足元で寝ています笑

さっちゃんが1歳の誕生日だけは迎えてほしいと泣きながら願っていましたが、先日誕生日パーティーも行いました!

最後に、早期治療を終了を行おうと考えている方は本当にもう一度考えなおしてほしいと思っています。84日よりも前に血液検査が回復したから治療終了するということは、まだ体内にウイルスがいる可能性も0ではないので、他の子が治療を終えたから、先生が大丈夫と言ったから治療を終了を決めることは慎重に考えてほしいです。

さっちゃんの再発治療のようにGS製剤に耐性がつくこともあります。私たちは運よく他の治療法を試すことが出来ましたが、もしこのまま治療を続けていたらと今思うと不安でたまりません。

>>> さっちゃんの1回目の治療

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