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Toggle猫伝染性腹膜炎の治療開始まで
FIP治療前の主な症状
- 食欲減退
- 発熱(40℃前後)
- 体重維持(4カ月齢だが1カ月間体重の増加なし)
- いつもより元気がなく走り回る様子なし
FIP治療の開始
里親で譲り受けた芽依ちゃんの食欲がなくなり、それから次第に元気もなくなったことから、病院に行きエコー検査等を行ってもらいましたが、以上はありませんでした。40℃の熱があり、その日は抗生剤と栄養の点滴を行い帰宅しました。次の日も病院に通い、血液検査をしてもらいましたが大きな問題はなく原因不明。また猫白血病や猫エイズも陰性でした。
猫でんちさんとお話しの中で「FIPの可能性が高い」「FIPでも治療ができる」「まだ諦めなくてよい」と救いの手が差し伸べられました。ご助言の元GS-441524が治療に最も効果があると教えられ、個人輸入に踏み切りました。
その後、かかりつけの動物病院の先生に思い切って「猫伝染性腹膜炎の可能性はありますか?」と聞くと「あります!」と答えられました。そしてCurecatから薬が届き治療を開始しました。
治療経過
治療2日目の朝に熱を測ると38.3℃と一気に平熱になっていました。今まで何をしても下がらなかった熱がたった1回の薬で熱が下がりました。
治療7日目には体重が1.5㎏超え、たくさん食べてたくさん遊ぶ愛らしいあの芽依ちゃんの姿を見せてくれるようになりました。
血液検査結果の記録
FIP治療中の悩み
治療中に悩んだことといえば、やはり薬をうまく飲んでくれるかということでした。使用したCurecatでは注射タイプと飲み薬タイプがあり、飲み薬タイプにしたので、治療初期は嫌がって飲ませるのが大変だったという記憶があります。
あまり他のものと混ぜない方が効きやすいとのことだったので、錠剤を口の中に入れるのですが、吐き出すし、奥に入れちゃうとオエッとなってしまいました。エナジチュールを少しつけてあげても薬だけうまく吐き出してしまうので断念。考えた結果、少し砕いてあげて舌の上に塗り付けるようにして飲ませました。
しばらくすると、芽依ちゃん自身が飲み慣れたのか、砕かずとも口に入れるとゴクンと飲み込んでくれる様になったので、FIP治療後半は楽でした。
ただ、薬を混ぜていた時のことを覚えているのかエナジーチュールは食べなくなりました。今もチュールだとマグロ味しか食べてくれません笑
FIPの治療中や診断を受けたばかりのご家族の方へ
うちの子は結局、最後までFIPだと診断を受けた訳ではありません。ですが、発熱、食欲不振、元気もなく弱っていく愛猫。毎日病院に行くも原因不明と獣医師の先生からは原因不明と言われ、諦めるしかないのか。というところ猫でんちさんに出会い、導かれ、FIPの治療を開始しました。最初は本当に期待半分、疑い半分での治療スタートでしたが、薬を飲んだ翌日から、嘘のように熱は下がり、ご飯も少しずつ食べられるようになりました。
毎日、決まった時間に薬をあげることは決して簡単な話ではありません。でも、一日たりとも面倒だと思った日もありません。餌も食べられず、ぐったりと横たわっていた愛しい子が、元気に走り回っているんです。治療をしてよかったと心から思っています。
今は不安で押しつぶされていることと思います。私もそうでした。
ですが、GS-441524投薬治療後、3カ月経った私の愛しい愛しい愛猫は再発することなく元気に過ごしています。
あの時、治療に踏み切らなければ、無かった未来です。FIPは不治の病ではありません。FIPと診断された、飼い主さんにも猫ちゃんにも幸せな未来が訪れます様に願っています。