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ToggleFIPが分かるまで
FIP診断10日前:元気がなくなり始める。
FIP診断9日前:おやつを拒否に加えて一日中横たわっておりダルそうな感じのためかかりつけ医に訪問。血液検査上アルブミン数値が少し低いのみで、他の数値は正常。体温と血圧も正常。超音波の結果リンパ節が腫れが発見。→腸炎と診断
FIP診断8日前:処方された薬を飲んでも良くなる様子がない。抱っこ好きなのに抱っこしようとするとどこか不快なのか拒否。
FIP診断7日前:ふらふらとした歩き方がより目立つように。病院に向かい検査をしてもらう。血液検査もエコー検査も前回と同様で血圧は正常。微熱。→カリシウイルスの疑いが強く薬を変更。
i/dのウェットタイプをあげてみると食べてくれて、食欲不振は見られませんでした。薬を飲ませると良くなる様子でしたがしばらくするとまた元気が無い状態に戻っていました。
FIP診断当日:この日の朝、全身が震えているように感じて病院に向かう。微熱がありカリシウイルスの治療の効果が見られなくてもう少し大きい病院にと紹介されて別の動物病院に移動。
病院に到着後、今までの検査結果や治療経緯等を相談しFIPの可能性があるとのこと。FIPかどうか検査するために血液検査を行い数日後に結果が出るとのことでした。
4日後に検査結果が出てFIPでほぼ確定、ドライタイプとの診断を受けました。
治療経過
治療開始まで
初めて聞くFIPという病名で治療を始めようと思っても目先が真っ暗でした。病院の先生からは薬を渡すことができないため、薬の情報をいくつか教えてもらい自身で購入してきてくださいとのことでした。先生からは経口薬を勧めてもらいましたがすぐに治療を始めるため早く手に入れることができる注射にて治療を始めました。
体重の変化
- 治療1日目:1.88kg
- 治療2日目:1.92kg
- 治療45日目:2.88kg
- 治療55日目:3.00kg
- 治療60日目:3.15kg
- 治療69日目:3.51kg
- 治療84日目:3.64kg
血液検査の変化
治療中のできごと
ドライタイプの治療から神経症状の治療に変更
先生からドライタイプとの説明を受け、治療はドライタイプの容量で進めていました。投与して次の日の朝には横になっている時間が長かった栗が歩き回るようになり、ベットを登ったり下りたりする様子を見ることができました。すぐに薬の効果が出て本当に良かったと安堵しました。
しかし同時に本当にドライタイプなのか?ジャンプすることができる状態でしたがヨタヨタ?フラフラ?と歩くのが気になっていました。そのためFIPの治療を応援されている何人かの方に歩く動画を見てもらいました。何人かの方が神経症状だということを伝えてくれました。その中で猫でんちさんがすぐに神経治療の投与量で治療を行わないといけないということ、治療終了後の再発の危険性を教えていただき6mg/kgから10mg/kgに増量して治療を行うことにしました。
体重増加に伴う薬の変更
幸いにも治療効果があり体重も1日に0.03~0.05gずつ増えていました。うれしい反面、投与する薬の量は増えるばかりで、さらに神経症状のFIPのため投与量は10mg/kgと、当然注射を打たれる本人に負担が全くないとは思えませんでした。
治療中ずっと迷っていたことの一つにこのまま注射を続けるべきか、治療当初先生から勧められた経口薬に変更するかでした。SNSで多くの方に相談させていただき、他のブランドの錠剤にすることに決めました。ブランドの変更もリスクは全くない訳ではないようでしたが、症状が安定しているなら錠剤が良いという話をいくつも聞き、たくさん迷いましたが最終的に治療3週目に錠剤に変更しました。変更への悪影響は見られずそのまま錠剤での治療を続けることにしました。
中性化(去勢)手術
FIP発症当時の栗は7カ月で去勢を行っていませんでした。もうすぐ発情期が来るかもという心配があり、病院に相談しましたがFIPの治療を優先させ、まだ来ていない発情期に心配する必要はなく見守ってみようという結果になりました。
観察期終了後に手術ができるだろうという話でしたが、もし観察期間中に発情期が来たら、麻酔手術を行わないといけなく栗が受けるストレスが相当なものではないかと心配でした。ここでも猫でんちさんに助けをもらい、観察期間終了後まで手術を行うのが良いが待てない場合は治療10週目に行う場合も多くあると伺いました。この話を動物病院にして、血液検査にも問題がなく手術を行っても良いと治療終了まで2週間を残した10週目に手術を行いました。
術後の経過は良好で手術による異常はありませんでした。稀にFIP治療を延長する必要があると言われていましたが幸いにも12週で治療を終わらせることができました。これから来るであろう発情期への不安と、発情期が来たことへの栗の負担を考えると手術を行う選択が本当に良かったです。